子どもとリズム【自由表現と自由あそび】

2025.1.18

斎藤公子さんの【リズム遊び】

三本柱の二本目は・・・・・

当時、日本の舞踊の第一人者であった、戸倉ハルさんの「自由表現」と「集団あそび」です。

「自由表現」とは、戸倉ハルさんが、「日本のフレーベル」と言われた倉橋惣三さんの『自由あそび』「自発性の尊重』’の理論を具体化していったものです。

例えば、ライオンをイメージする音楽が奏でられると、自分がライオンであるかのようにイメージし、身体で表現していくというようなものです。

実は、子どもは「自由表現」が大好きです。「さあ、みんなでワンちゃんになってお散歩ですよ。」とワンちゃんをイメージしたピアノが流れると、犬になりきって

物語を作りながら、生き生きと表現していきます。

「集団あそび」とは、子どもたちが音楽に合わせて、身体をつかって集団であそぶことです。「五色の玉」などは、子どもたちが大好きなリズム遊びです。

この日、大きい子たちは、「五色の玉」をたのしみました。

♫どの玉つなごう 赤い玉つなごう

青い玉つなごう 白い玉つなごう

つないだ玉は 七色五色

お人形さんの くびかざり

 

「♫つないだたまは」という歌の箇所に来ると、子どもたちは目を見合わせて、「さあいくぞ!」という表情で、息をあわせて、クルクル回ります。何しろ楽しい!

 

小さい子たちは、ちょっと難しいので、おしくらまんじゅうです。(大人も真剣です。)

 

倉橋惣三さんの言葉

子どもにとって

遊びほど幸福でまた貴いものはない。

子どもの遊びはつまり

子どもの身体と心との盛んな活動が

外に現れたのに外ならないものであって、

子どもが遊ぶということは大袈裟にいえば、

つまり子どもが生きているということと

同じ意味であるといってもいいのです。