冬をあそぶ【雑木林のヒミツキチ】

2025.1.23

「とっても、楽しかったんですよ。」

この日、嬉しそうにやぎ組(3歳児)さんの担任が報告してくれました。

どんな楽しいことがあったのでしょう。

やぎ組さんの報告です。

昨日、蔓でつくった冠に大はしゃぎだった子どもたち、

きっと今日も昨日の続きで蔓でやりたくなるだろうなと思い、ハサミと木の実や飾り付けに使える自然物をいれる紙皿を持参しました。

するとやはり、子どもたちの方から「昨日の蔓巻くやつやりたい」と声が上がりました。

ひとりでやってみようとする子、大人と一緒に作る子、小枝や綿毛、南天の実や松ぼっくりなどで飾りをつけに集中する子、

さきに森の中でごっこ遊びを友だちと楽しんでいた子たちも、友だちの楽しそうな様子に、やっぱりやりたい!と急いで蔓を取りに行く子もいました。

寝る前の絵本には「ふゆめがっしょうだん」という本を読みました。

ページをめくる毎に笑顔が増えて、お話しの後半は大笑いしている子どもたちでした。

「このちくちくの木、今日行ったところにあるよね!」と言い合う子どもたち。

今度あの森に行くときは、木をよくみて顔も探したいねとお喋りしていました。

昨日から今日、今日から明日に期待を持てる保育を。

子どもの驚きの顔、喜びの顔、幸せの顔を想像しながら、考えられた保育を。

子どもが四季を感じられる保育を。

私は、そんな風に伝えたい。

「晴耕雨読」という言葉の通り、晴れた日には狭い室内からぬけだして、外に、外にと出かけていく。

こどもたちの心も身体ものびやかにするもの、それは、明るさと、風通しと、開放感。そして、一緒に子どもとすごす大人の笑顔です。

 

夕方、裏のテラスをみると、ドーナツ型のケーキ型に、お水が張られ、その中にかわいいお花が浮かんでいました。

どこのクラスでしょう。

きっと明日の朝には、きれいなドーナッツ型の氷のリースができることでしょう。

それをみて、子どもたちが目を輝かせることだと思います。

明日が寒い朝になりますように。