2023.6.26
この日、棚田に舘野鴻さんがやってきました。
舘野鴻さんは秦野市在住の絵本作家で、
「ぎふちょう」「ソロ沼のものがたり」「うんこ虫を追え」など、たくさんの虫に関する絵本を出されています。
今日、棚田では、一緒に虫をさがしたり、食べれる植物、食べれる生き物を教えていただきました。
「みんなは、虫を食べたらかわいそうと言うだろう。でも、みんなの食べている鶏肉は、生きていたものを誰かがころして、みんなはお肉として食べているんだぞ。」
子どもたちは真剣な顔で聞いていました。
命について本当に考えられるようになるのは9~10歳くらいからと言われています。
ですので、まだ幼い子どもたちには、その本当の意味は分からないかもしれません。
虫にも私たちと同じ命があります。自然のなかでたくさんの命が育まれています。
大きくなって、虫のいのちと鳥のいのち、そして、人のいのち、何が違うのだろうと考える時が、きっと来るのでしょう。
子どもたちに、自然の中で生きること、人間もその自然の中の一部であること。
その中で命の循環について考えている舘野さんの考え方を伝えていきたいと思い今回お願いしました。
この日、子どもたちはいつもの通り田んぼで虫たちを追いかけています。
ミイデラゴミ虫を捕まえ「舘野さんこれなに。」「これは、熱いおならをだすんだぞ。」と虫を刺激してみます。
子どもたちは興味津々でした。虫たちも自分のいのちを守るためにいろんな進化を遂げてきたんだなと改めて思いました。
舘野さんから
6/26、棚田で園児たちと遊びました。私はこの場所ははじめてですから、園児たちの方がよく知っています。
ですので、彼らに案内をしてもらって田んぼを見てまわりました。
水源に近いことから残留農薬も少ないようで、オオコオイムシやコミズムシも秦野で久しぶりに見ました。
ちゃんと調べればもっといろいろな生きものがいそうですが、それよりも食欲!ということで、みんなでヤゴやバッタ類、ドジョウ、サワガニを採っておいしくいただきました。
自分で食べる分は自分で採る!こんなワイルドな保育園児、見たことないです(笑)