2月にはいり、ハレノヒでは「森は生きている」の歌一色です。
「森は生きている」はロシアの民話をサムイル・マルシャークが再話して、それをさらに童話劇にしたものです。
貧しいみなしごのまま娘は、わがままな女王陛下の命令により、冬の森にまつゆきそうを探しに出かけます。
まま娘をかわいそうに思った12月の精たちは、時をすすめ春に咲くマツユキソウを冬の森に咲かせるのです。
この「森は生きている」の世界が子どもたちは大好きです。
うさぎとリスの鬼ごっこ
♪おみじか おみじか はだしでゆくな
なんかはいておいで あしまいておいで
楽しい歌が始まるとうさぎとリスの鬼ごっこがはじまります。
木に登ったリスがうさぎをからかいます。
「ぴょんとはねてごらん うさぎくん ぴょんとね。」
「しっぽをふって ぴょんと枝の上にあがっておいで」
するとうさぎが
「だって、ぼくはしっぽがみじかいんだもの」
するとリスがうさぎをからかって笑うのです。
子どもたちが大好きな鬼ごっこ、そして、
自らが、役を演じるたのしさがあるのです。
お散歩に行けばみんなで土手にのぼり
「ぴょんと はねてごらんよ うさぎくん」
とリスになりきって遊びます。
物語のなかには、12月の精たちによって、季節の移り変わりが自然の変化とともにくり広げられ
自然の素晴らしさと美しさが、心の中にうかびあがります。