お正月の食事を伝える

2022.1.6

お節料理

彩から、飾りつけ、一見無駄と思えるようなところに労力を惜しまないというのは、日本の食文化です。

ひとつひとつのお料理に、意味があり、願いがあります。

健康に、大地にしっかりと根をおろし、まめまめしくはたらき、お金に困らず、

作物が豊に実りますように。

昔は、年の終わりに作り、三が日はお節料理をいただきます

そのため、いつもよりも少し味が濃かったり、甘かったりするのも特徴です。

最近では、お節料理を食べる機会のない子どもたちも増えていると聞いています。

だからこそ、保育園では伝統的なお節料理を子どもたちに伝えていきたいと思います。

お料理のひとつひとつに込められた、意味や願いを聞きながら、

日常生活の中で自然な形で知識を会得していく、

それが、子どもの自発的な学びにつながり、教養として身についていくのです。

今日のお節料理は、味もちろんのこと、盛り付けも美しいものでした。

絞ったゆずの皮には千両が飾られ、お料理の下にはバランがひかれています。

美しい料理を美しく盛る。手間をかける。それを食として伝えていく。

それが私たちの子どもたちに与えたい文化です。。

「まめまめしく働くってどういうこと?」

なまけずに、よく働くということですよ。