2021.12.10
早朝4時30分
年長たちは大山からの日の出を見るためにヤビツ峠から登山を開始します。
真っ暗ななかをヘッドライトをつけて進みます。
暗闇は静かで、カサカサという茂みをみるとそこには鹿が駆け抜けていきました。
ヘッドライトの光に照らされた地面の氷がきらきらとひかり
「お星さまの上をあるいているみたい」
はじめての経験に子どもたちも心が躍ります。
日の出まえ、一番気温が下がり手も耳も鼻も凍ってしまうかのようで、涙がでます。
そして日の出をむかえます。
自然が織りなした美しい景色、樹氷の木々の向こうにのぼる太陽のあたたかさを肌で感じた体験は
子どもたちの心に深く刻まれたことと思います。
そしてそこには、一緒に共感した仲間たちがいました。
頂上から少し下ったところで、同じ太陽をみた年長の仲間がいました。
おひさまのあたたかさがうれしくて、おひさまに「ありがとう。」と大きな声で呼びかけました。
保護者の方からの感想です。
やっぱり行って良かったなと思いました。 冷たい風、暗闇、風の音、木の香り、ヘッドライトの灯、夜景、星、みんなの声、五感をフル活動させた瞬間で、生きてるなと感じました。 右側がだんだん明るくなるにつれ、左側は実はすごい曇っていて、先の見えないことに気づき、とても怖いと思ったこと。 それでも、確実に太陽があがってきて、空が赤くなり、その一瞬一瞬がとても綺麗で、この時を、子供達、仲間達と共有できたことがとても嬉しかったです。 頂上はとても寒かったけど、思いがけず、樹氷が見れたり、寒い中食べたサンドイッチが美味しくて、朝作ってきた甲斐があったと、自分にエライ!と言いたくなりました。 帰りは、仕事に間に合うかな!と急ぎましたが、どんどん赤くなっていく太陽に何度も足を止め、行きは見えなかった富士山が、暗い雲の上に出ていて、とても神々しく、ありがたくて、ついついありがとうございますと言ってしまったり。1人で下山することになりましたが、どこかであずちゃん達に会えるはず!と、それを目標にして、会えた時の喜び。 離れていても、心は一つってこういうことかな、仲間っていいなと思いました。 本当に充実して、疲れたけれど、とても心地よい1日でした。 ありがとうございました。