2021.12.17
この日の夕方、年長さんに「モチモチの木」を読みました。
いつもは臆病な豆太が、大好きなおじいさんのために勇気を出して夜道を走り
お医者さんを呼びに行きます。そして、勇気がある子どもだけがみることができるという
火がともったモチモチの木を見るのです。
いざというときには、優しさが勇気にかわる
豆太の勇気に、年長の子どもたちは真剣にお話に耳をかたむけます。
その日、みんなで帰り道を歩いていくと、いつもの園庭にモチモチの木があらわれます。
満月を背にぼんやりと浮かび上がったモチモチの木。
子どもたちはハッとして、息をのみます。
「あ、モチモチの木だ」
そんな風に小さな声で言っている子もいました。