【素敵な絵本】島ひきおにとケンムン

2021.1.31

山下明生 文
梶山俊夫 絵
島ひきおにとガジュマルにすむケンムンとの物語です。
二人は友だちになれて、とっても幸せでした。けれど、またもや人間がその幸せを奪ってしまいます。再び、一人で倒されたガジュマルの木を肩にかつぎながら海をわたる島ひきおに。その空には一面に星が瞬いています。
海の上に
ほっきょく星がうかび
ほくとしち星があがり
ペガサスがあがり
スバルがあがり
カペラがあがり
オリオンがあがる。
そのあとから、あけのみょうじょうがあがる。
「おーい、こっちゃきてあそんでいけ!」

物語の最後はこうしめくくられます。
切ないけれど、美しい海と星空が思い浮かびます。
4歳ぐらい~
ハレノヒ保育園には大きなガジュマルの木が生えています。
子どもたちはそのガジュマルの上にケンムンがいる。そんな想像をしたようです。