2019.9.3
子どもが育つということと森や林が育つということはよく似ています。
一本の小さな幼木が大きな木に成長するとき、日の光にむかって
枝をのばしていきます。
その木の根は地中に深く広く太く張られていなければ
ちょっとの風や雨に負けてたおれてしまうのです。
その根をしっかり張りめぐらすにはゆたかな土、きれいな水、日の光が必要なのです。
でも与えすぎもよくありません。
こう育って欲しいからと人の手を加えすぎ、のびた枝をどんどんきりおとしても
その木は大きく育つことはできません。
自分の子だけ特別大きく育てようと周りの木々を小さくしてもその大きな木は倒れてしまうのだそうです。
もちろん日の光のあたらない木もやはり大きくなりません。
自ら大きくなる力を子どもたちはもっています。
私たち保育、教育に携わるものはその子の自ら育つ力を見据えながら
豊かな土、きれいな水、日の光でありたいとそう願います。