草花あそび【カラスノエンドウ】

2025.4

春の野原にさく、むらさきがかったピンク色のかわいいお花「カラスノエンドウ」

子どもたちは、「ぴいぴい豆」と呼んでいます。

【カラスノエンドウのたねがとんだ】

この日、カラスノエンドウの種をそっとひらいてみます。

上手にひらくと、左右に順番に種がおぎょうぎよく並んでいるはずですが、

子どもたちがひらくと、いろんな並び方になります。

ちょっと難しい。

この日、カラスノエンドウと一緒に摘んできたのは、スズメノエンドウ

カラスノエンドウと、スズメノエンドウ。

大きさは違いますが、少し似ています。

細いつるが近くの植物にふれると、クルクルとまきつき伸びていきます。

また、花の咲き終わってできた種は、子どもたちにつまれてぴいぴい笛になったり、ときには、おままごとに使われたりもします。

先日は、野草のてんぷらになりました。

そして、太陽にあたって熟された種は、黒くなって、はじけて種をとばします。

この黒くなった種の殻は、くるっと丸まって広がり、まるでカラスの翼のようです。

「だから、カラスノエンドウなんだ。」と子どもたちは納得しています。

「カラス」と「スズメ」なんだか可愛らしい名前です。

この、カラスノエンドウは、葉っぱも緑色のたねも美味しくいただけます。

こんど、「カラスノエンドウの豆ごはん」をつくりましょう。