2025.4.21
保育園の近くの原っぱは、にぎやかです。
この時期、青々とした柔らかい草が生い茂り、草の間には、
ヒメオドリコソウ、ムラサキケマン、ノビル、キュウリグサと
様々な、野の花が咲いています。
子どもたちは、やわらかい草の海に、裸足で飛び込みます。
今日は、ことり組(1歳児)さんとうさぎ組(2歳児)さんがやってきました。
自然が豊かなところに、咲くという、オドリコソウは、子どもたちのごちそうです。
小さな指先で、上手に花をつまんで口にもって行き、チュッとすいます。
甘い、蜜が口の中にひろがります。
「どうぞ。」美味しいものは、みんなに教えてくれます。
【オドリコソウ、見つけた。】
【食べてみる?】【どうぞ。】
【チュッて吸うんだよ。】
【たんぽぽの綿毛を上手に「ふっうー」ってできるかな。】
子どもたちの大好きなオドリコソウ。なぜ、こんな不思議な形をしているのでしょう。
笠になったところが、まるで、笠をもって踊っているように見えることが、
名前の由来ですが、
植物の進化ですごいなと思うのは、ハチが花の下の部分にとまって、蜜をすうと、
上の笠の部分が蜂の重さで、下がり、蜂の背中につき、花粉を運んでもらうのだそうです。
ただ、オドリコソウも、子どもたちが自分の大切な蜜を吸っているとは
夢にも思わなかったことでしょう。