2025.9.25
名古木の棚田の稲刈り
年長とかもしか(4歳児)の子どもたちは、稲刈りのお手伝いに行きました。
「よく来たね。」田んぼの佐藤さんが、子どもたちを迎えてくれます。
名古木の棚田は、昨年の土砂崩れで半分以上が土砂に埋もれてしまいました。
今年はあきらめていたそうです。
けれど、半分の田んぼに稲が植えられ、秋を迎えました。
山の土が、田んぼの柔らかい土にかわり、元に戻るまでは、まだ時間がかかるそうです。
周りのネットも土砂が壊してしまい、
今年は、鹿が田んぼのお米を食べてしまうだけでなく、田んぼを走り回っているそうです。
この日、機械が入れないところの稲は、手刈りされ、麻紐でしばります。
昔の人は、これをすべて手作業で行っていたのかと思うと
気が遠くなりました。
機械が刈りとり、麻紐で縛られる稲束を子どもたちは待ち受けます。
(お米をのもみ殻を爪でむいて食べてみます。)
子どもたちにとって、この棚田はふるさとの田んぼです。
「一粒は千粒になれ、千粒は万粒になれ。」
最後に落ち穂をひろいます。
一粒から、芽が出て、稲になり、そして刈りとられ、私たちはいただいています。
一本の穂さえも、おろそかに出来ない。
そんな気持ちになりました。