夜 バケツの中からコオロギの声が聞こえてきます。
「コオロギの歌を夜、聴くんだ!」
子どもたちが捕まえたコオロギです。
秋の虫の声をたのしむ文化は、古くから育まれていきました。
平安時代には、野山から虫を捕ってきて鳴き声をたのしむ「虫撰(むしえらみ)」や、
お互いの虫の姿や鳴き声を自慢しあう「虫合(むしあわせ)」などが行われていたそうです。
子どもたちの発想が、風情があって素敵です。
(夜寝るときには、枕元に置いてコオロギの子守唄です。)
この季節の朝は、夏の朝と違い朝夕には空気が冷やされ露を結びます。
昔の人は、この頃の草木を濡らす露を「白露」と言ったそうです。
でも、お日さまが登るとあっという間にこの露が消えてしまいまうので不思議です。
炭火で玄米餅を焼き、ハレノヒ特製のお醤油をつけていただきました。
前日、お釜で炊いたご飯のおこげは、油で揚げてジュっとお醤油をかけて
「アッチッチ」と言いながらあげたそばからつまみます。
そして、スライダープールに入り、虫を捕まえる。
大自然のなかで過ごした二日間になりました。