2025.5.02
「今日はてんぷら屋さんがくるんだって!」
朝から、やぎ組(3歳児)さんの子どもたちが、盛り上がっています。
【やぎ組さんの報告です。】
「天ぷら屋さんをしよう!」
朝から、春の野原にお散歩に出掛けました。
ユキノシタ、ハルジオン、たんぽぽ、シダ、カラスノエンドウ、ヨモギ、スイバ。
たくさんとってしまわず、今日食べる分だけを大切に摘み取ります。
いつも遊んでいる自然の中には春の美味しい野草がたくさんありました。
たんぽぽやオドリコソウは摘み取った後すぐに萎れてきてしまうので、急ぎ足で保育園に帰りました。
「おいしいね」
「パリパリだね」
とおしゃべりしながら旬の味をいただき、贅沢なお昼ご飯になりました。
すいばはすっぱい!
オドリコソウは、美味しい
たんぽぽはかわいい
身近な野草を、摘んで「命をいただく。」ということは、
人と自然がつながっていることを感じることができます。
もちろん、子どもたちは、野原に行くと、「これ、こんな味がしたな。」
「保育園で、てんぷら屋さんしたな。」と楽しい記憶を思い出すことでしょう。
「たんぽぽください!」
「てんぷらください!」
あちらこちらから、子どもたちの声が聞こえてきて、てんぷら屋さんは大忙しでした。
人気だったのは、「ハルジオン」きっと、香りがすっと鼻にぬけていったことでしょう。
そして、一見どこにでも生えている雑草と野菜よりも格下に思われている草ですが、
どんな環境でも、いきる雑草はあなどれません。
エネルギーのつよい植物です。
ユキノシタは昔から、薬代わりにどこの家にでも植えられていたと言われるように、
耳の病気にはユキノシタのしぼり汁。むくみにもユキノシタ。
虫刺されにもユキノシタ。
と効能を調べると、野草は人にとって自然の特効薬だということがわかります。
ハルジオンもよもぎもたんぽぽも身体に優しい、薬草です。
とくに、春に食べると、冬の間にたまった身体の毒素を排出してくれると言われています。
美味しいだけではないのですね。