ハレノヒの給食で副菜として登場した
「野菜の重ね煮」を紹介します。
船越康弘さんの重煮理論を参考にした調理法です。
今日は、人参、ごぼう、れんこんの三種類の根菜を重ね煮にしました。
材料の重ね方は「陰陽論」に基づいていて
野菜の
「陰」とは上に向かって伸びるもの、水分を多く含んでいるもの。
「陽」とは下にむかって伸びてるもの、水分が少なく、引き締まっているもの。
重ね煮では上に向かって伸びる葉菜類(キャベツやほうれん草など)やふくらんだ果菜類(かぼちゃやナスなど)
を下にして下にむかって伸び、引き締まっている根菜類を上にして煮ます。
そうすると、お鍋の中で「陰」の野菜や上に向かおうとし、「陽」の野菜は下に向かおうとします。
そうやって、お鍋全体がうまく影響しあって、味に深みが出て
少量の油と塩だけでじっくり煮ることで
野菜本来のうまみが引き出され、美味しく仕上がります。
(ハレノヒ保育園 給食室 小暮)
私たち人の身体も、食材も自然のなかの一つ
お鍋の中に小さな自然があるようです。
ご家庭でも取り入れてみてください。