2024.8.26
丹沢のホームの川も、もうすぐ秋
川の水は透き通り、子どもたちは冷たい水に飛び込みます。
秋の川の水は冷たくて、しばらく入っていると身体がふるえます。
流れる川に飛び込む子どもたち、ライフジャケットを脱いで網を持って魚を捕まえようとする子。石をつんで遊んでいる子。
「これなんだろう。」足元を見ると黒くて丸いものがコロコロ転がっています。
鹿のフン。人間だけでなく、森の動物たちも水をもとめてやってくるのでしょう。
丹沢の国立公園内にある丹沢ホームでは直火は禁じられています。生態系になるべく影響を与えずに、
人も、動物も植物も虫も微生物も一緒に生きる。そんな優しい川遊びが好きです。
大人も夢中になって、魚を追いかけています。
「さあ、川探探検に出発だ!」川の流れに逆らいながら、のぼっていきます。石に手をかけながら、見えない流れのなかに足を入れていきます。
時には、流れに流されそうになりながら、果敢に挑戦していきます。そこには、子ども同士で助け合う姿や、教えあう姿がありました。
清らかな川の水で育ったニジマスをつかみ取りにして、炭火で焼いていただきました。
命をいただく経験は、命を大切にすることを教えてくれます。
その自然のなかで夢中になって遊ぶ子どもたちをみていると
子どもにとって自然というのは切っても切り離せないものなのだと実感します。
自然の多様性が子どもたちをワクワクさせます。そして、子どもたちを結び付けます。
子どもだけでなく大人も、川の流れの音を聴いているだけで心がしずまります。
実は皮膚には五感の受容体があるそうです。
きれいな川のせせらぎの音は耳だけでなく、皮膚も感じとっているということです。
そして、子どもたちは大人よりももっと自然を五感で、敏感に感じ取ります。
デザートは、子どもたちのつくった梅ジュースにブルーベリーと梨を入れてフルーツポンチです。