二の塔山登り「冒険コース」

2024.6.20

かもしか組(4歳児)の子どもたちは、二の塔にのぼります。

8時10分「冒険コース」に出発です。

このコースには鎖場があり、子どもたちは自分の力をためします。

鎖場では、ロープにつかまらずに自分の手と足を使ってのぼり

自分でコースを見極め選ぶ。

先頭はどの子もできるように順番です。

今回の山登りでは、友だちに教えあう姿や助け合う姿もありました。

「こっちの方に、手をおいたらいいよ。」と伝える子もいます。

せっかくのアドバイスですが、ときには、

「自分で決めるよ。」と。

 

大きくなったかもしか組さん、休憩時間も

「大きくなったから、座っては休憩しないんだ。リュックもおかないでお水も飲めるんだよ。」

とたくましいです。

   

「この木には、硬い苔がついているね。」

さわって確かめます。しばらく行くと、まるで、おじいさんの肌みたいな木肌の「おじいさんの木」と香りの良い白い花をたくさんつけた「白いドレスの王女様の木」が待っていてくれました。

白い花が咲き乱れたその木には、蜜をあつめるハチたちがたくさん飛んでいます。

そんな想像力も山登りの楽しみです。

10時、二の塔頂上に到着。

頂上では、楽しみにしていたお弁当。

15分で食べられるお弁当。「これね、お父さんがつくってくれたんだよ。」お母さんだけでなくお父さんも工夫を凝らします。

美味しいお弁当うれしかったですね。

切り株に生えた苔には、オレンジ色の木のようなものが生えていて

「さわると気持ち良いね。」「小さな森みたいだね。」

途中の木はまるでしかめっ面で「生きているみたい。」

「帰りはいちご食べ放題に行こう!」

下山の途中には、ちいさな紅葉イチゴがなっていました。子どもたち夢中で採りに行きます。

「四つも食べたんだ。」小指くらいの小さないちごを一粒ずつ大切に食べました。

「あまい。」

うれしいことがいっぱいの山登りになりました。

下りの木の階段を上手にくだります。

4歳ごろになると右と左の協応運動も巧みになってきます。

「スキップ」のこの運動の発達によってできるようになってきます。

スキップが出来るためには、ケンケンが出来なければなりません。

ケンケンが出来るようになるのは、3歳半くらいと言われていますが、その土台の力として、片足立ちのバランス力の育ちが大きいと言えます。

幼い子は、両足を交互に出しながら一段ずつ昇れても、階段を降りる時には、一段ずつ両足をそろえてしまいますが、

三歳半頃になると、階段を降りる時にも、一段一歩ずつで両足を交互に前に出して降りることが出来るようになってきます。

片足で身体のバランスをとりながら次の足をだす。

かもしか組さんしっかりとした足取りで降りることができました。

もし、両足をそろえて降りているときには、「トン、トンってひとつずつ降りてごらん」と伝えると幅のある木の階段も、上手に身体をつかって降りていました。

 

12時30分 元気に下山