2024.6.11
田植えです。
年長さんとかもしか(4歳児)は意気揚々と名古木の棚田に出発です。
水がぬけた田んぼには、鹿の足あとがあったり、オタマジャクシが少しの水たまりに集まっていたりと
またいつもと違う田んぼの様子がうかがえます。
水のぬけた田んぼは、本当にドロドロです。
それでも、一人も入れない子がいないのはすごいなあと思います。
仲間がいてくれるから、普段どろんこがそれほど好きでない子も、いきおいではいってしまう。
「三本づつ根元で分けて植えますよ。」
塊から三本を指先でわけるものまた、難しい。
「バックしながら植えていきます。」
ドロドロのなかをバックすると、足がとられます。
かもしか組さんも頑張りました。
(終わった後のトマトと梅干しは格別の味)
青い空の下、森と山々の緑、まっくろな子どもたち、まさに「自然と子ども」
日本人の主食のお米を育てるということは、日本の食文化を学ぶということです。
そして、自然のなかで自然と関り合いながら、暮らしてきたという歴史を実感する経験になるのだと思います。
膝までどろどろのなかに足を差し込んだ感覚は、田植えと言えば…と思い出されることでしょう。
年長さんたちには、朝「やとのいえ」という絵本を読みました。
自然と共にある名古木の棚田がいつまでも残っていきますように。