ハルジオン染め

2024.5.9

前日、たくさん摘んだハルジオン

年長の子どもたちは、春のTシャツを染めました。

「ハルジオンは、昔はびんぼう草って呼ばれていたんだって。」

貧しい家にもどこにでも生える・・・・というのが名前の由来だそうですが

確かにその通り、本当にその辺にどこにでも生えている雑草です。

今は「ハルジオン」とおしゃれな名前で呼ばれています。

可愛らしいその花は、やっぱり「ハルジオン」という名前が似合います。

 

ハルジオンは春の香り。

ハサミで切って、煮だして、染めていきます。

 

 

媒染液(ミョウバン)につけると、鮮やかなレモン色になります。

染め液と媒染液を行ったり来たりして、だんだん濃くなっていきました。

一日中、部屋中がいっぱい春の香り。

小さい子たちも、なんだなんだとのぞきにきます。

夕方、とうとう染め上がりました。

「わあ!きれい。」

「見て見て、ぼくのはこれだよ。」「私の素敵でしょ。」

子どもたちのうれしそうな声が、ガジュマルの木から聞こえてきました。

ガジュマルも嬉しそうです。

染め液に使った、たくさんのハルジオンは冷ましてから土に返します。

ハルジオンありがとう。