運動能力を高めることで脳の発達が促される。
だからこそ思い切り身体を使って遊ばせることは、
豊かな肥料となって子どもの脳をたくましく成長させていく。
運動は決して身体を鍛えるためだけではないのだ。
・・・身体活動をすると脳血流が増加し、覚醒水準が上がることや、
ストレスによって分泌されるノルアドレナリンが減少し、
逆にセロトニンの上昇による鎮静効果(落ち着き)をもたらすこと、
ドーパミン分泌を高め意欲を向上させるという。
(山口創 著書より)
幼児期に大切なのは身体をつかっていっぱい遊ぶことです。
毎日のリズム遊びや雑巾がけも子どもたちにとっては楽しい遊びです。
また、遊びのなかには、ルールがあるものもあります。
鬼ごっこ一つとっても、「あの子とやるときには、こうやったら楽しく遊べる。」
自分だけでなく、仲間も楽しく遊べるためにはどうしたら良いのかも考え、工夫します。
そこに自然と思いやりが生まれます。
そこがスポーツと遊びの違いです。
点数や勝敗だけではない、いろんな要素が遊びのなかに存在するのです。