子育て経験が脳の活動に与える影響は、母親だけでなく
父親にも見られることがわかりました。
子育てに必要な脳や心のはたらきは、生まれながらに
女性に埋め込まれているのではなく、
子育て経験、子育てにおける役割により、
柔軟に、可塑的に形成されていくのです。
母性、父性という従来の価値観、
表現は科学的根拠にもとづいて改める必要があります。
研究者は、子育てに必要な脳内ネットワーク特性を
「親性」と呼ぶのが妥当だと主張しています。(明和政子 「発達155」)
お父さんの子育て参加について
お母さんは子どもの気持ちに共感する力が強いことがわかっています。
また、子育てに参加しているお父さんというのは、子どもへの無意識レベルで共感しつつも
この子に何が必要かを考えることができるそうなのです。