“[子どもの発達と診断1 田中昌人]
生後4ヶ月の発達と特徴
首がこれまで以上にしっかりと座ってきて、
顔が左、右、正面を見ることができ始めます。
自分の力で周りをみまわし、自分から微笑みかけたり、
声を出したり、手足を発揚するような交流的活動の量が増えます。
ナイイナイバーを期待し始めるのもこの頃です。
物に触れると、指が開いてくることがあります。
4ヶ月前半、仰向けではしゃぐように声を出していても支えて座らせると
はしゃぐのをやめ、声もピタリと止まります。
これが、支えて座らせても、寝た状態で発揮できていた力が発揮できるのが、
4ヶ月後半です。
機嫌のいい時など宝石のような泡を美しい泡をしきりに出す事もあります。
発達によっての個人差はありますが、
4ヶ月に入ると少量の離乳食を始めても良い時期になります。
目的物を見ても、そこへは行かなかった手が、摂食活動を始めるようになると、
手が口の周辺へ行き、そこにあるものに触り軽く握ってきます。
お母さんが膝の上に抱いて、おっぱいを飲ませると、手をおっぱいにかけ、
親指と人差し指がカニのハサミを開くようなしぐさをすることもあります。
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