読み聞かせる・語り聞かせる(3歳児)

3歳をむかえる頃の子どもたちは
「3ひきのくま」
「3ひきのやぎのガラガラドン」
「3びきのこぶた」
のようなくり返しのお話が大好きになります。
民話には3人の娘、3人の息子がよく登場します。
それ以上の数がでてくることはほとんどありません。
3歳をむかえる頃、三つという数はいっぱい、たくさんを意味するのです。
そして、3番目にいつも成功します。
3回同じことをくりかえして、3回目で成功するときの
よろこび、安心は大きいのです。(「ヒトが人間になる」斎藤公子 参照)
そして、同じお話を何度も何度も読んであげることも子どもたちの安心につながると
言われています。
3びきのやぎのガラガラドンでは、
小さいやぎから、中くらいのやぎ、大きいやぎのと3回繰り返される
トロルとのやり取りが、「かた こと かた こと」「がた ごと がた ごと」
「がたん ごとん がたん ごとん」と橋を渡るときの音の違いなど
読み手によって楽しさは違ってくるのです。

そして自分たちの遊びの中に取り入れていくのです。
「だれだぁ。橋をがたがた言わせるのは。」

何度も通った菜の花畑