2019.1.1
朝のリズム遊びで飽きることなく子どもたちが好きなことと言えば
「鬼ごっこ」
この鬼ごっこで子どもたちの発達がよくわかります。
うさぎ組(2歳児)さんは大人がみんなを追いかけみんなをタッチします。
タッチされたら鬼だよというのはまだ難しいです。
やぎ組(3歳児)になると少しづつルールのある遊びが楽しめるようになってきます。
それでも、鬼になったら泣いてしまう子。思い切り叩いてしまう子。怒ってしまう子。
といろんな姿がみられます。そんな中に、タッチされて泣いている子のそばにいって
「タッチしても良いよ。」と鬼を変わってくれようとする子も出てきました。
かもしか組(4歳児)年長(5歳児)になってくると「鬼ごっこ」をみんなで楽しむということができるようになってきます。自分だけでなくみんなが楽しめる方法を自然と身につけているのです。
この子どもたちの様子はすごいなあと感心してしまいます。
遊びというのは強制することはできません。楽しくなくてはだめなのです。
みんなが楽しむためには、臨機応変に自分の出方をかえたり、相手が何をしようとしているのか、どんな気持ちなのかを察する必要があります。
力の差があれば相手の能力に対して自分の力を加減したり、ときには、相手の力をいつもより出せるための工夫をします。
遊びを楽しむには共感する力を高めることが必要なのです。
遊ぶ能力というのは人間に生れつき備わっている能力ですが、
その能力を引き出すには、小さい時にいっぱいいっぱい仲間と遊ぶ経験で
より豊かに培われていくと言われています。
遊びには笑顔があり、笑い声があります。
その様子に同調してみんなが楽しい気持ちになります。
「大人で、子どもたちと本気の鬼ごっこしたい人!」
子どもも大人も本気の鬼ごっこを楽しみます。