竹馬

「竹馬というのは特にとりたててすばらしい道具であるわけではありません。
竹馬はサルでも乗れますからね。」
「竹馬を課題として与える中で、本当に育てたい力は三つあります。
言われたことができるだけでなく、
模倣することができるだけでなく、
新しい課題を自分に課してそれに挑める力です。」
(参照:6歳児の保育と保育思想の発展)
春から秋まで、身体をつかって遊びきった年長たち
初めての竹馬です。にぎって片足をかけたままずっとタイミングをうかがう子。
何度もチャレンジする子さまざまです。
子どもにできる子とできない子がいるわけではありません。
はやくできる子とゆっくり時間をかけてできる子がいるだけです。
そしてゆっくり時間をかけてできた子は喜びだって大きいのです。
ゆっくりかけた時間には、迷ったり、勇気をふりしぼったり、
時にはあきらめそうになったり、そこからまた気持ちを奮い立たせたり、
その子が大きく成長するためのエッセンスが含まれているのです。
子どもが「やりたい」という気持ちをもち、
友だちの姿にあこがれ、意欲をもってとりくむ姿はまさしく年長の姿です。
ひとりができたことは、必ずあなたにもできるのよ。そう応援します。