毎日の生活のなかに

2018.6.11
身体の発達は中心から末端へという規則性があります。
だからと言って中心だけにアプローチすればよいかと言えばそうではありません。
末端ありきです。
脳の窓と言われる目と突き出た大脳といわれる指先が合一することが大切です。

手先が器用になるように折り紙をしたほうが良いのではないか。
そのようなお話を聞くことがありますが、
折り紙は遊びとして楽しいですし、
きれいに折れるとうれしいです。
しかしながら、指先を器用にすることを目的とするなら、
毎日の生活のなかにたくさんその要素が含まれています。
衣装箱へ洋服をきれいにたたんで入れたり
親指と人差し指で小さいものをつまめるようになったら(1歳すぎ)
自分の洋服についたご飯つぶを上手につまむことを教えてあげたり、
「上手にできたね。」「きれいになったね。」
子どもの毎日の生活をゆっくりと付き合ってあげることができる
そうした時間を保育園でも家庭でも大切にしてあげたい。
何より、きれいにたたまれた洋服は気持ちが良いです。


「きれいにたためたね。」