わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要でないと固く信じています。
子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、
さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、
思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。
レーチェルカーソン「センス・オブ・ワンダー」より
2025.7.22
早朝 西丹沢ビジターセンターへ集合
梅雨があけた丹沢のみどりは、植物の葉が若葉の緑から濃い色に変わっていきます。
畦ガ丸への登山道は、まさにセンス・オブ・ワンダーの世界です。
透明な水が流れる川は、子どもたちに「気持ち良いよ。」と呼びかけます。
子どもたちは、思い切り飛び込みます。
(こんなかわいいいたずらをしたのは、だれ?)
この日、午後になると雷が鳴り始め、帰りの車に乗った瞬間にどしゃぶり
雨が子どもたちが安全に帰るまで
待っていてくれたようでした。