ヒミツキチ【落ち葉のおと】

2024.12

秋の終わりの雑木林

やぎ組(3歳児)の子どもたちは、近くの雑木林に出かけました。

草履で落ち葉をふみしめると、「ガサ、ガサッ」と音がします。

斜面を登っていくと、そこには子どもたちのヒミツキチがあります。

子どもがしゃがむと丁度良い高さのに木が積んであり、屋根のようになっています。

そこには、丸太の汽車もあり、自然のアスレチックもあります。

木のうろをみれば、棒を突っ込んで中を確認する子どもたち

それでは、アナグマもびっくりしてしまうでしょう。

落ち葉の上に、ガガイモの種がゆれています。

「あ、ガガイモだ。」

どこから、飛んで来たのでしょう。。。

上を見上げてもみつかりません。風にのってやってきたのでしょう。

「遠いところからきたのかなあ。」

タラの芽の木のとげとげは、注意です。「とげとげ地帯だよ。」

どの子も、上手にくぐりぬけます。

ここは、子どもだけのヒミツキチ

ヒミツキチでは、イメージを膨らませた遊びが、子ども自身からわきあがり

夢中になります。

自然には、子ども一人ひとりをさそい、心を動かし、夢中にさせる力があります。

この季節の雑木林がすきです。

足元の、いろいろな形の落ち葉や、ヤブコウジの赤い実

小鳥が落としていった種から芽をだした、万両の赤い実

自然のなかに身をおくと、まるで生き物のいのちに包まれているような

そんな安らぎと癒しを感じます。

子どもを自然のなかにいざなうとき、一緒にいる大人の「自然観」がとても大切だと考えています。

私たち人間は、自然のなかの一部です。

小さな命に心をとめ、大切に考える大人の感性が

子どもの「自然観」を育てていくのだと思います。

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