2024.11.25
秋の大山寺のもみじ狩りは、毎年の楽しみです。
早朝6時半 かもしか組の子どもたちはひっそりとした独楽参道にむかいます。
朝日があがり、子どもたちの背中を照らし応援してくれます。
「まだ寝ている人がいるからね。シーだよ。」
ただ、黙々と歩く子どもたち。目の前にあらわれたのは真っ赤なもみじのトンネルでした。
「わあ。きれい。」
思わず立ち止まります。
大山寺には不思議なお地蔵さんがいます。いろんな表情でまるで笑っていたり、手を動物の耳のようにあげていたり。
子どもたちはお地蔵さんに手を合わせて、
「もっと、大きな山に登れますように。」「お芋ほりに行けますように。」
とお願いしたそうです。赤い紅葉が光を受けて子どもたちに影を作ります。
「あのね。影が紫色だったんだよ。」
光の効果でしょうか。紫色の影を見ることができて良かったですね。
自然からみんなへの不思議な贈り物です。
お日さまが、まだあくびをしている頃、
子どもたちは少しづつ朝の活気が出てきた独楽参道を下っていきました。