2024.5.10
「朝日小学生新聞」5月5日
ヒメオドリコソウの種には、アリが大好きな
「エライオソーム」という白い部分があります。
アリに運んでもらい、子孫を広く残すためにあると考えられ
ホトケノザやスミレ、アケビにもみられるそうです。
「ヒメオドリコソウにもあるんだ。」
先日、学童の子どもたちに「すみれとあり」という絵本を読みました。
そのお話しは、ありが「エライオソーム」が食べたくて、すみれの種を巣に運んだり、
石がけの割れ目に運んだり、そこからすみれの芽が出てくるというお話しです。
「本当に、ありは種を運ぶのかな?」と早速園庭に行き、見てみます。
しゃがんで、しばらくじっと見ていると、本当にいました。
一生懸命、アリが種を運んでいます。
「すごい!本当に運んでる。」
子どもたちは、自分たちが実際にありが運んでいるのを見ているからか、
ヒメオドリコソウとありの話が、書かれている新聞記事に興味をもちました。
以前、ありがたんぽぽの綿毛を運んでいるのを見たという人もいますが、
たんぽぽにもあるのでしょうか?
植物と昆虫はお互いに協力し合い、助け合っているのですね。