2021.11.12
年長さんたちは歩いて弘法山にお散歩です。
秋の散歩道は発見がいっぱい
アザミの綿毛はまるで絹糸のようにきれいで
子どもたちの手のひらから舞うように風にのって飛んでいきます。
その瞬間、「わぁ!」という子どもたちの笑顔と歓声がひろがります。
「こうやって、あざみの花は赤ちゃんをいっぱい飛ばしていくんだよ。」
「みんなが嫌がる「くっつき虫」(あめりかせんだんぐさ)も、みんなの服にくっついて、手で取ってもらってそこでまた赤ちゃんを増やしていくし、
おおばこはみんなの草履に踏んでもらって赤ちゃんを運んでもらうんだよ。」
こんな話に子どもたちは興味津々です。
早速、アザミの綿毛をとって飛ばしたり、のげしのわたげをとばしたり、おおばこを草履で踏んづけたり、あそびがひろがります。
「崖にゆずがおちている。でも、地面にくっついているよ。」
と子どもたち。
すると、畑の方が「それはボケの実だよ」と教えてくれました。
味見をしたボケの実は少しすっぱく、渋くてとてもそのままでは食べられそうにありません。
かえったらジャムにしてみましょう。
その日、園に戻ってから「のげしとおひさま」という甲斐信枝さんの絵本を読みました。
自分も自由に空を飛んでいきたいと願うのげしが、綿毛になって旅だつその瞬間が描かれ
今日のできごとを思い出させました。