秋の畦ヶ丸

2021.10.21

何度も延期になった畦ヶ丸登山

当日は前日との気温差がかなりあり、頂上や滝ではとても寒い登山になりました。

この日は、親子登山です。

親子登山で大切なのは、「大人全員の共通認識」

安全を守りながらも、子どものできることは自分で。

自分の子をみるのではなく、保育者の一人として全員を保育する。

子どもの世界に入り込みすぎない。

保護者の皆さんのそのような共通の意識は、子どもたちが甘えることなく、

大変な山登りであっても、仲間と一緒に厳しく、

雄大な自然の姿を共感できた山登りになりました。

 

 

 

 

 

 

 

6時半に登山を開始して、駐車場に戻ったのは16時過ぎ、一日がかりの登山です。

大人が30000歩歩いたのであれば、子どもたちは約倍の歩数を歩きます。

その子どもの姿に一緒に登った親たちは、驚き、感動する機会になりました。

畦ヶ丸は頂上がもうすぐと思うとまた下り、また上るの連続

心も折れそうになりながら、また立て直すの繰り返しです。

また、年長さんのなかには、本棚という滝までが目標の子がいました。

みんなが戻ってくるのを楽しみに、

魚に見立てた落ち葉で釣りをしたり、落ち葉や小枝を集めて焚火ごっこで

それもまた、素敵な時間を過ごせました。

 

 

それでもやっぱり年長さんの仲間が戻ってきてくれたのは格段にうれしい事でした。

 

 

 

帰る途中で斜面を「カーン!」と鳴きながら駆け上がる鹿の親子に出会いました。

山登りの前に、年長さんたちには一つ宿題が出されていました。

「川はどうして出来るのだろう?」と一人の子ども言葉から

「みんなで川がどうやってできるのか見てきてね。」と伝えます。

次の日その子に「川はどうやってできていた?」と聞くと、

「山からできていた。」「山の川の水はきれいだった。」と

畦ヶ丸は、きれいな水の流れる川を上っていきます。

山のいたるところから水がしみだしているのが見え、

神秘的な自然を目にすることができました。