足の親指をしっかりと育てる。

足の親指をしっかりと育てる。

ハレノヒ保育園の子どもたちは草履が大好きです。
靴を履いても良いんですよと言っても真冬でも草履で登園してきます。
以前もブログに書かせていただきましたが、
関 良一さんの話から
関良一さんは「親子山学校」の主宰です。
その方のコラムにこんなことが書いてありました。
「草履の効用」
山から下山するとすぐに草履に履き替える子がいます。
その子たちに共通して言えることは
山歩きがとても上手なことです。
歩き方ばかりでなく、心も落ち着いている子が多い印象です。
それはどこから来るのでしょうか。
草履は日本人の昔からの履物です。
草履を履くと、自然に正しい歩き方が身に付きます。
指を鼻緒に引っかけているだけですから、
交互に送り出す足は自然とまっすぐ前を向き左右の足の歩幅も理想的です。
おのずと姿勢も良くなり、身体の軸はピンと縦に起きて、
頭もブレずに前方を向いて歩くことになります。
足運びにも無駄がなく、地面と足との接地も理想的ですから、
身体に余計な負荷をかけず、バランスよく歩けるのが草履の利点です。

草履は子どもの身体と心を育てるのにとても良いことがわかります。
草履を履くと、足の指の親指と人差し指でしっかりと鼻緒をつかんでいることがわかります。近年靴の普及により、親指が退化してきているともききます。
しかしながら、足の親指は子どもの意欲を育てるともいわれているのです。
地面をしっかり蹴り、地面をつかめる足の指を育てていきたいです。
小さい子たちも年長さんの真似をしてホールを雑巾がけしてくれます。
長い芝の斜面を親指でしっかりとけって駆け上がります。

先日ハレノヒ保育園を訪れた大学の先生が、裸足で遊びまわる子どもたちを見て、
「良いですね。現代は電磁波で溢れています、裸足で生活することで身体に溜まった電磁波を放電してくれると言われてのですよ。」
と教えてくださいました。