ラスコーの壁画①

絵本「どうくつをたんけんする」を読んだあと、洞窟を探検し、そして今はラスコーの洞窟画へ憧れを抱いている年長さんたち
ラスコーの洞窟画は4人の少年がフランスのモンティ・ニャック村で発見した洞窟画です。
子どもたちは、絵本「ラスコー洞窟」のお話も大好きでした。
そこから夢がふくらみます。「自分たちもラスコーの洞窟画を描こう。」
イメージをもって絵を描くということは、人間に近いと言われているチンパンジーでさえむずかしいのだそうです。人だからこそ描けるのです。
旧石器時代にクロマニョン人(私たちと同じ種と言われているホモ・サピエンスに含められるそうです。)によって描かれたラスコーの洞窟画。
ホモ・サピエンス(理性の人)をホモ・ピクトル(絵を描く人)とも呼ばれていますが、描きたいという欲求は人間の本能に近いのかもしれません。
ホモ・サピエンスの歴史のなかで文字をもたない文化はめずらしくありませんが、絵画や彫刻、身体装飾などに文化をもたない民族はないそうなのです。
絵を描くという行為が深いところで人の精神活動に結びついていることがわかります。
もっと自由に、思う存分描いてほしいと思っています。
どんな洞窟画ができるのか楽しみです。600頭も描かれていたそうですよ。