手の巧緻性の発達について

手の巧緻性の発達は大きくなって突然起こるものではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは自分の意思で握ったり離したりしているわけではなく
原始反射によって手のひらに触ったものをにぎるのです。
それが、全部の指を使って、自分の意思で握れるようになり、
寝返りの頃には、4本の指は一緒に動き、手の親指の発達から側腹つまみができるという発達をたどります。
四つ這いの頃には母指と人差し指、中指でつまめるように巧緻性は発達していきます。
粗大運動の発達に伴って手の機能は変化していくのです。