音楽と子ども

音楽教育は芸術教育でなければならない。
子どもたちに教える音楽は、子どもたちに質の高い感動を
呼びおこすことのできるものでなければならない。
(中略)
優れた音楽を、きちんと教育することにより、
子どもたちは、その音楽の持つ、質の高い優しさや強さ、
悲しさやたくましさにふれ、豊かに育っていくのです。
(丸山亜季「歌が子どもを育て未来をひらく」より)

子どもを保育するものにとって胸に刻んでおきたい文章です。
保育者は、常に子どもたちの前で美しい声で歌い、たしかな正しい音程で
ピアノがなくとも歌えるように練習するのです。
子どもであればあるほど、私たち保育者の歌った歌を
確かな音程でたやすくとらえてしまうのですから。

とくに卒園期に子どもたちにあたえる音楽については、
子どもたちが後に言葉の意味を深く知り、
心に刻み込める、時に自分を変革できるような
ようなそんな音楽を与えていきたい。