泥遊び

2019.3.11
水ぬるむ暖かい日でした。
子どもたちはまるで新芽が春を待ち焦がれていたかのように
動き出します。
子どもたちの様子から春を感じられるそんな一日でした。
去年の四月、泥に触るのも嫌だったあの子が泥の沼にジャンプして思い切り遊んでいる。
土は子どもの成長になくてはならないものです。
“土”こそ人間に文化をもたらせたものなのです。
人は土を耕し、器にし、文化を発展させてきました。
子どもは、土という素材を自らの力で形をかえ、そこに水という違う素材を
くわえて、土をこね、土からの情報を肌で感じます。
少し大きくなった子たちは、バケツで水をはこぶ子ども、穴を掘る子どもと
それぞれの役割をもって、一緒に遊ぶという姿も見られるようになります。
夢中で遊べる土ほど子どもの成長、発達に大切な教材はないのではないかとさえ思ってしまいます。