「ゴリラは語る」
山極寿一さんの本で面白いことが書いてありました。ご紹介します。
「ゴリラと人間は霊長目という種類で同じ根っこから生まれているのです。
「笑い声」でお互いに楽しい気持ちを同調して「遊ぶ」には
相手が何をしようとしているのか、どんな気持ちかを察する必要があります。
「遊び」には共感する力を高めることが求められるのです。
だからこそ、力を加減することもできます。
相手の能力に応じて自分の力を加減したり、相手の力をいつもより出させるための
工夫をするのです。
このように相手に合わせ続けられる「体の能力」と「心の能力」と、
何よりつづけようとする「意思」があるからこそ、遊ぶことができるのです。
人間やゴリラは遊びという複雑な行為をやすやすとやってのける体と心を進化させてきたのです。
この遊ぶ能力は、生れつき備わっているものだと考えられています。ただし、その能力を
引き出すには、小さいころに、同じような年ごろの子とあそぶ経験が必要です。」
大きい子のお相撲ごっこをみて
うさぎ組(2歳児)の三人がずっとお相撲ごっこです。
おなかをたたいて、両手を地面につけて
「はっけよい のこった!」