竹馬で育てたい力

2019.9
「竹馬を課題として与えるなかで、
本当に育てたい力は三つあります。
言われたことができるだけでなく
模倣することができるだけでなく、
あたらしい課題を自分に課してそれに挑める力です。」
(斎藤公子 6歳児の保育と保育思想の発展 参照)

子どもたちはもっと高く、もっと高くと自分自身で課題を課していきます。
しかしながら、竹馬は高くすればするほど危険も伴います。
だからこそ、高さをあげるときには簡単にはあげません。
竹のふし一段上げるためには、長い芝の斜面を登り、丸太の階段を下りる。
これを一回も落ちずに10回出来たらやっと一段上がるのです。
この時期雨で芝生が滑ります。けれど何度落ちても黙々とやり続けるのです。
早朝7時過ぎ、保育園のホールの雑巾がけを済ませ、
黙々と竹馬に挑戦している姿がありました。
すごいなあと心から感心しました。
「頑張れば、絶対できる」という自分の力を信じる力がしっかりと育っている年長の姿です。